vo.1に続いて家で美味しいコーヒーを飲む方法 vol.2をご紹介したいと思います。
(第3回、第1回もどうぞ!)
コーヒーは水が大事
vol.1でお伝えした鮮度の良い豆を手に入れたら、次は水。
豆の次にコーヒーの味を左右するのは、水です。
と言っても、日本に住んでいるなら水道水でも十分。
エビアンとかコントレックスというペットボトルの水を飲んだことはありますか?これらはヨーロッパの天然水で、ミネラルを多く含んでいます。
ミネラルとは、カルシウムとか鉄とか亜鉛などをひっくるめた呼び名で、ミネラルを多く含む水を硬水(こうすい)と言います。
健康には良いらしいのですが、ちょっと独特の味がするんですよね。硬水といういうだけあって、金属を舐めた時のような、口の中が少しキンとする感覚。日本では苦手な人が多いと聞きます。
この硬水でコーヒーを淹れると、よく言えばシャープな味というのかな?ちょっとコーヒーの旨みを感じにくい気がします。
一方、ミネラル分が少ない水を軟水(なんすい)と言います。
南アルプスの天然水とか、いろはすなど、クセのない飲みやすい水が軟水です。この軟水を使うとコーヒーの味がまろやかになります。
で、家で美味しいコーヒーを飲むには、どの水を使うのがおすすめかと言うと、水道水で良いと思います!
日本の水道水はコーヒーに向いている
日本の水道水って、軟水なんです。世界的に見ても。
コーヒーの消費量が多いヨーロッパの水道水は硬水のため、コーヒーを美味しく淹れるためにめちゃくちゃミネラルを除去しているそうです。
でも、日本の水道水は適度なミネラルを含んだ軟水なので、最初からコーヒーに適しています。カルキ臭いとか、水道管が古くて鉄臭いと感じる方は、市販の浄水器を付けるだけでもかなり改善しますよ。
ということで、日本に住んでいるなら、わざわざコーヒー用に水を買わなくても美味しいコーヒーを淹れられます!
ただ、市販の天然水を使うとまたちょっと変わりますよ!ぜひ比べてみてください。コーヒーが冷めてくると結構違いがわかるかと。
以前、仲良くしている焙煎士から教えてもらった「白神山地の水」は超軟水らしく、とてもまろやかで美味しいコーヒーを淹れられるそうです。
vol.3は、ミルについて。